年輪コースター

立秋を過ぎ、処暑を迎える八月の下旬になりましたが、酷暑はまだまだ収まらずで堪りません。
作業場はクーラーがなく、屋根が焼けて40℃を超えるなかの作業が続きます。

熱中症対策で水分補強が、朝の起床から就寝→午前3時頃の寝汗での目覚めまで一日中絶えることがありません。
日々の数時間はパソコン作業をしているのですが、机にはお気に入りのコースターの上に冷え冷えの麦茶や炭酸水を
置いて、心に余裕を持つ時間にしています。

このコースターは、圧縮桧の板に年輪デザインをレーザー彫刻したもので、外枠部分は溜まった水滴が流れ出さない
ように土手構造にしています。年輪彫刻で表面が凹凸面で接地面が小さくなって、グラスの底部などがコースターに
引っ付き難くなっています。
そしてコースターに水滴が付いたことで圧縮桧の香りが発って、ほのかに癒されます。
夏限定ではなく、通年でお役に立つ年輪コースターです。

こちらからご購入頂けます。
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圧縮桧のカトラリーレスト 坐膳 -zazen- S size

圧縮した桧のシンプルで機能的なカトラリーレスト”坐膳 -zazen-”

約10年前に「坐膳」を世の中にデビューさせた当時、会社のスタッフの方々がお昼ごはんを手作りなさって、皆さんお揃いで食卓を囲むに際してご購入戴きました。
今でも定期的にメンテナンスをして下さって、楽しい食卓の美味しいランチの席で長年お使い続けて貰っています。

美味しいごはんの写真は、ご購入者の「有限会社グラム・デザイン/私の森.jp」様が毎日のランチをSNSでご紹介されている画像の使用をご快諾くださいました。ありがとうございます。
写真の坐膳はSサイズです。

こちらからご購入頂けます。
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杉丸太の山

 

昨日は、年2回の木材市場の特別市でした。
林業家のご近所に伴われて、小雨のなか出掛けました。

特別市は、通常の月3回の市とは違って、林業家の人々がこの日をターゲットにして良材を山か出します。製材所や建築業の人達は、いつもより良材を期待して入札をします。

ただ、今回の特別市は、今までとは全く違う様相でした。やはりコロナ禍の経済状態ではエンドユーザーの動きが鈍く、家の建築などの建材の上流にある原木の動きは本当に芳しくなかったようです。
杉と桧の良材を出荷されたご近所さんも、全てに値は付いたものの、全くお手上げの結果とのこと。

 

その構内には、杉の原木が数百本も空高く積み上げられ、異様な風景です。これら原木の杉の丸太は、県内での行き先(合板加工場)は決まっているものの、需給調整で市場から出せずに保管している状態との話を聞き来ました。

 

コロナ対策が早く効果を上げ、経済が周り始まることを願うばかりです。
この杉の丸太の山が早くなくなりますように…

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ねんりんペントレイ_試作中

 

 

木の圧縮技術を遺憾なく発揮する手法を用い、試作づくりに励んでいます。

桧材の圧縮は、板目面を上からシリンダーで押下して、柾目面をぎゅぎゅと圧縮のうえ、12㎝程度の高さ(厚み)を半分くらいにします。

それで誕生するのが、圧縮で凹凸面が指で触れて年輪を感じることができるトレーです。

 

薄くて柔軟性があって、世界に絶対的に一つしかない木の造形。

ペン・鉛筆のトレー、お菓子やカナッペのトレー、それにおしぼり置きとしてお使いになるのに最適・最強です。

 


どこにもない、木の年輪を触って感じられるトレー、間もなく誕生します!!

ご期待ください!


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架線集材

撮影地点から200m以上先に伐採地があります

先月、6月の下旬、町内の芦津地区の標高約600mに在る伐採現場に出掛けてきました。

当日は良く晴れわたり、乾いた薫風と谷間を縫って走る川音が心地好い現場。
見学の目的は、冬季に伐採し、そのまま葉枯らしをさせていた桧と杉の丸太の搬出作業を観ることでした。

町内の林業家のほとんどは、山の中に作業道を作ったうえ、伐採場所で運搬具に載せてトラック駐車場まで運び出すスタイルを採っています。

その時流からかけ離れた昔の搬出方法である「架線集材」を使って、数百本の桧等を運び出しの作業現場です。
架線集材とは、「伐採地点」と「トラックへの搭載地点」の天空にワイヤーを張り、集材器をワイヤーの上を走らせて、丸太を吊って運び出す方法です。

当日は地元・藤原林材さんの社長さんがトラックがある地点から200m以上も奥に入った伐採地点に配置、そして町内の最長老現役林業家Yさんがワイヤーを操作し、ベテランTさんが集材丸太をチェーンソーで規定サイズにカットして、トラックに載せるという役割り分担でスムースに作業していました。
なお、現場の社長とワイヤー操作のYさんは無線でのやりとりです。

そして、一度に2本の丸太を吊り上げて集材ポイントまで出してくるのに要する時間は、大体4~5分。なので1時間に20数本、これはとても効率的!!

集材と操作ポイント

右手の作業道路にトラックを付けます。 ブルーシートの下で無線を使ってワイヤーを操作します。

何本もある操作ハンドルを操るYさん

伐採した丸太4本を川に渡して、操作基地を設営。 凄い智恵!!


 

6月から始まった集材・搬出作業は、真夏の8月まで続きます。

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楽しい菜園づくり

我が家の近くにある保育園の裏園庭の朝は、いつも以上に賑やかでした。毎年この季節にある行事の日だったのです。

町内に在る農林高校の先生と生徒さんが、以前から丁寧な土づくりをして、今日は園児らによる野菜の苗植えの日でした。以上児から年長さんまでが、順番に園庭に出てきては土いじりです。

 

農林の先生と保育園の先生から、植える野菜の説明を聞いた後、何人かにグループ分けされ、「大きくな~れ♪ 大きくな~れ♪」と歌いながら苗植えをしていました。

 

今日植えた野菜は、(僕の耳に届いた先生の声では)きゅうり・じゃがいも・枝豆・なすび+α。それぞれの野菜が実と、園児が収穫して併設する調理室に持ち込まれ、その日のお昼ごはんとなります。何と豊かなこと…

これからは、園児が水やりや草引きに精を出します。

 

カビに強い、圧縮桧のソープディッシュ

 

新型コロナウイルス防止のため、各家庭などで手洗いが励行されていますね。日本人の勤勉さと衛生意識の高さを証しています。

その影響なのでしょうか、先月中旬から圧縮桧のソープディッシュのご注文が急に増えています。勝手な憶測だったのですが、最近ご購入下さったお客様のお声で、

「泡タイプのハンドソープを使っているのですが、手洗い回数が増えてから固形石鹸も一緒に使い始めて、ならばと気に入ったソープディッシュを探してポチしました。単に石鹸を置くだけのアイテムというだけでなく、木の温もりと桧の香りに癒されています、買って大満足です。」

と(現下の情勢に対して)複雑な気持ちながらも、ありがたいお声に感謝しています。

桧とは思えない褐色を呈しています。表面加工面は、「凹面」&「平面」があります。

圧縮桧のソープディッシュは、ターンオーバーの定番中の定番商品です。10年ほど製作し続けています。また、ご依頼で特別な想いで固形石鹸をお作りのメーカー様にも各社のオリジナルデザイン品を製作しています。

 

木製のソープディッシュは沢山ありますが、木の宿命としてお風呂場などに置いていると黒カビが生えて、使うのを止めたという声があります。

確かに圧縮桧も木製です。でもカビの発生を抑制する性質を持っています。

それは、180℃の高温下で圧縮するために、桧内部にある糖分が化学変化を起こして「フルフラール」というカビの発生を抑制する成分が生成されます。

加えて、0.4強の比重を有する桧なのですが、厚みを60%程度まで圧縮することで比重が1程度までに上がります。それは、木の内部にカビ菌の浸入するのを防ぎます。

人気の凹面加工。
接着面が小さくなり、石鹸の無駄な減りを防ぎます。

 

ですので、「桧が本来持つ抗菌性+カビ抑制効果」と比重の高まりで、お風呂場でも活躍する木製のソープディッシュになっています。

勿論、癒しの圧縮桧の香りも楽しんで頂けます。

より詳しい内容は、ターンオーバーのHome Pageをご覧ください。

 

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煙突掃除

午前中の晴れで優しい薫風の中、最後の冬仕舞いとしてストーブの掃除を済ませました。

こびりついた煤は、煙突の上からストーブ内に削ぎ落とします。


薪ストーブの薪…… 伐採されて山に残される木を玉切りにしたうえ薪となり、

寒い冬の暖の熱源として燃え、

残った灰はご近所さんの畑の肥料となり、暮らしを豊かに回します。

これで、後は晩秋まで静かな薪生活です。

 

ライデンボク

 

270年生の杉の伐採時に最後まで立っていた、昨夏に雷に打たれた杉が先月下旬に伐採されました。

真っ二つに割かれた杉

そして、今朝の当地・鳥取県智頭町は気温がひとケタ(最低気温は0.2℃)で、居ても立っても居られずに薪ストーブに火を入れました。4月下旬にストーブを炊いたのは、当地に引っ越して5年目で初めてです。
っで、上述の雷に打たれた木(ライデンボク)を、試しに薪として投下することにしました。

当たり前のことですが、薪には乾燥したものを使います。乾燥には早くても1年くらい乾燥させたものじゃないと、内部に水分が多くて薪には適しません。

ですので、一か月前に伐採した杉の木を薪として直ぐには使えるものではありません。っが、雷に打たれたことで木の内部の水分が飛んでしまっているだろうと、薪割り段階で持った感触でも乾燥を感じましたので、本当に薪として火が付くか試してみたのです。

結果は、予想したとおりバッチリ直ぐに焚き付け火が移って、見事に燃えてくれました。雷が木を割るほどの物凄いエネルギーを発電していることを実感しました。

ご覧頂いている、このライデンボクの杉が綺麗な赤身(心材)とぎゅっと詰まった目を持っていることを知るにつけ、雷に打たれたことが残念で仕方がありません。

薪割りに強力な友が登場!!


昨年秋に油圧式自動薪割り機の調子が悪くなり、色々とオーバーホールしてみたのですが、結局自分の手に負えなくなりました(涙)

修理に出すことを考えながら妻と相談した結果、自動から離れて、自分の動力だけで薪割りすることになりました。手元にはホームセンターで買った和斧があるのですが、これだと振り落とした時に木口面に食い込んだら抜くのが大変だったりするので、薪割り用の専門の斧を購入することにしました。

 

それで、昨日届いたのがこちら、スウェーデンのグレンスフォシュ・ブルーク社の斧(#451)です。ネットで購入したのですが、実物を目にすると、美しいフォルムとヘッドの斧のずっしり感と柄のヒッコリーのしっくりするグリップ感が頼もしい!です。

グレンスフォッシュ社の斧は、一本一本が職人さんの手で作られていて、その証しが斧に職人さんの名前のイニシャルが刻まれています。
僕の元に届けられた斧は、職人YTさん。この人は誰だろうと同社のサイトで確認すると、YT氏はTsegai Yohannesさんでした。

仕事を早めに切り上げて、早速に試し割りを40分ほどしてみました。最初に270年生の杉の枝(200年の年輪)を。枝といっても径は20cm以上あり、密度も高く重たいものです。斧を顔より少しだけ上まで振り上げて、軽く振り下ろしただけで気持ち良く割れました。次の丸太は力を入れて振り落とすと、割れた材が3mほど飛んでいってしまいました。

 

柔らかい杉材の次は欅やタモといった広葉樹の堅い木。杉のように一回だけで割れずに手こずりましたが、斧でこんな玉切りでも割れるのかと感じられるチカラ強さを実感しました。上手に斧を使いこなせれば、無駄な力なく容易に割れるとの印象を持ったので、修練を積んでいきたいと思います。

 

 

乾燥しているこの季節、天気の良い日には家の裏の土間で、本当に心強い・力強い友と一緒になって、怪我をしないように気を付けながら汗を流していきたいと思います。

 

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