ブログの更新、大変ご無沙汰しておりました。
昨年11月から今月までは、圧縮桧に特化したモノづくりが生業であるなか、木工でも当地の智頭杉をテーマにした、新たなチャレンヂに取り組んでいました。
そのチャレンジは、智頭町内に在る「鳥取県立智頭農林高校」のご協力を受けた、ローカル鉛筆「智頭杉鉛筆」つくりでした!
鉛筆の素材は智頭杉、それも農林高校が演習林に昭和時代の生徒が植林した杉で、令和の生徒が授業の一環で伐倒、乾燥させて家具等を製作した杉材の端材にも残る価値を鉛筆にしました。
同校の協力、県や町の後押しと仲間との協働のお陰様で、12月18日に高校に一部を贈呈し、町内は勿論のこと県内の文房具を扱う書店で取扱いが始まりました。
また、「智頭杉鉛筆」のHP内のオンラインショップでも販売しています。
名入れも無料で対応していますので、販売開始から沢山の方に喜んで頂いています。
よろしければ、智頭杉鉛筆のHPもご覧頂ければ幸いに思います。
”ローカル鉛筆”とは、僕の友人でもある神戸の木材コーディネーターが3年前に六甲山の杉の間伐材を利用した「六甲山鉛筆」を世に出し、翌年には「淡路島鉛筆」が生まれ、智頭杉鉛筆は3つめとなります。
地域の杉や桧が持つストーリーを大切にして、その素材にもこだわった地域鉛筆。智頭杉鉛筆は杉素材の無垢で無塗装なので、鉛筆を丁寧に削るたびに杉の良い香りがします。無塗装ですから優しくて柔らかいグリップ感が嬉しくなります。