今年もよろしくお願いいたします

 

辰年の令和6年、皆さまには穏やかな新年をお迎えになられたことと
お慶び申し上げます。

今冬は暖かく、例年ですと12月中に一度は除雪機が出動するのですが、
降雪はちらほらあるものの、積雪なしという異常な冬です。
日々の暮らしの中では、道路に雪が積もらないのは大助かりではあり
ますが、大好きなスキーが近郊で出来ないのが残念です。

さて、旧年中は圧縮桧のプロダクトを沢山のお客様にお届けができ、
感謝申し上げます。
本年は、少し今まであまり出品していなかった、作りたかったプロ
ダクトをご紹介する年にしたいと思っています。
また、鳥取砂丘に在る「砂の美術館」さんのオリジナル栞も、大変
好評で毎月、納品をしつつ「エジプト展」を年間パスポートで楽し
んでいました。美術館は1月4日から休館に入り、4月からはフランス
の砂像に変わって開館されます。

また、友人と一緒に運営しています地域鉛筆「智頭杉鉛筆」Projectも
お陰様で順調に活動しており、名入れ鉛筆のご注文を承っています。

今年もご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

turnover  鈴木 猛夫

 

智頭杉鉛筆Project

今年もよろしくお願いいたします


穏やかな新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。

当地・鳥取県智頭町で8回目の新年を、
満天の星が輝き降るなか、集落にある小さな神社で、
雪がない穏やかに迎えることができました。

昨年は圧縮桧材を使った商品作りとともに、県からの智頭産桧を使った
依頼品の製作、鳥取砂丘に在る「砂の美術館」さんオリジナル栞の製作
など、多くのご縁を頂戴した年でもありました。

今年も、私どもの定番商品をベースにした新たなコラボ・プロジェクト
が進行中で発表が楽しみです。
そして、智頭の山から伐採した広葉樹の板の乾燥もそろそろ大丈夫に
なりましたので、圧縮桧以外の商品もラインアップにあげる予定です。


また、友人と一緒に運営しています地域鉛筆「智頭杉鉛筆」Projectも
順調に活動しており、お正月早々、県外の幼稚園さんの卒園記念品と
してオリジナル名入れした鉛筆のご注文を今年も頂戴しました。

今年も圧縮した桧の良さをお届けしたいと思いますので、昨年同様、
どうぞよろしくお願いいたします。

turnover 鈴木 猛夫

 

智頭杉鉛筆Project

圧縮桧の丸いカッティングボード

 

すっかりとご無沙汰しておりました。
今年もバレンタインデーを前にして、最近はプレゼント用の森チョコやソープディッシュの製作に精を出しています。

 

そして、先月はお客様からお問い合わせを頂戴したうえ、ご希望の円形カッティングボードを製作させていただきました。
ご希望は、「大きさ28cm程度で穴をあけてウグイスの焼き印付き」というものでした。

 

通常のカッティングボードは、板面を表裏にしたものなのですが、今回は緩く圧縮した柾目面4枚を接合した材で作りました。色味の違いは圧縮時の熱のかけ具合の違いによるもので、1枚だけ良く熱を掛けたものをアクセントにしました。

 

表面は板面と比して硬度が小さく傷も付きやすいので、傷の再生機能も持つ玄々化学が取扱っているS-MATT(イタリア製)で塗装しました。

 

今後もお客様のご希望のカッティングボードも製作いたしますので、お問い合わせからご相談いただけましたら幸いに思います。

 

 

 

甘い香りの蠟梅

 

バレンタインデーを前にして、最近は森チョコやソラマメなどプレゼントに適したプロダクトの製作に追われておりました。お陰様で沢山のご注文、ありがとうございます!

そして並行して欧州(ラトビア)から輸入されているオシャレで香りがリッチなステンダースの石鹸の日本総代理店である「LATVIA HAZE(ラトビア ヘイズ)」さんのオリジナル・ソープディッシュの製作中です。

 

そんなバタバタした日々のなか、先週末はとても穏やかな日和でした。
家のエントランスに植えているロウバイもようやく開花を始め、甘い香りを放っています。我が家のロウバイは、素心(ソシン)ロウバイという品種で花弁の中も柔らかい黄色なのです。
毎年はお正月頃から花が咲くのですが、今年はなかなか咲かずヤキモキしていましたが、無事に開花を迎えました。

 

江戸後期の杉の枝…輪切り

 

圧縮桧の話題ではなく、杉のお話を…

智頭の杉は、奈良の吉野杉、京都の北山杉と並び、西日本で有数の銘杉の産地として有名です。

約1年前、江戸中期に植生された270年超生の杉をご近所の林業家らが伐倒したのですが、その大径木の杉の枝を貰っていたのです。
1年間は長さ1m~1m50㎝の長さのまま自然乾燥させたうえ、昨年暮れに知り合いの隣村・西粟倉村(岡山県)の岸本製材所さんで厚み35㎜で輪切りにして貰いました。

厚み35㎜の輪切りに製材中

その輪切りであるものを作る予定にしているのですが、そのまま乾燥させると絶対に中心部から外に向かって割れるので、それを抑制・防止するために水中乾燥を1か月させていました。この寒い冬の期間、1月のある日は最低気温がマイナス11℃になるなど、水中乾燥といっても凍ったままの時もありました。

その水中乾燥から先日水揚げさせ、150年から200年の年輪を持つ智頭杉の゛枝”の輪切り100枚を、自然乾燥させるステージに移しました。

「枝」のサイズ:径18x16cm

年輪150年分くらいは数えられました

大変目が詰まっている枝の輪切り、芯の部分と外側では力の掛かり具合が違うので割れが出やすいのですが、水中乾燥を経た輪切りを観察しながら無事に乾燥工程を完了させたいと思っています。

小屋のなかで通気させながらの自然乾燥開始です。 トータル100枚!

夏には、この枝から誕生するカタチをお披露目したいと思っています。

 

ねんりんペントレイ_試作中

 

 

木の圧縮技術を遺憾なく発揮する手法を用い、試作づくりに励んでいます。

桧材の圧縮は、板目面を上からシリンダーで押下して、柾目面をぎゅぎゅと圧縮のうえ、12㎝程度の高さ(厚み)を半分くらいにします。

それで誕生するのが、圧縮で凹凸面が指で触れて年輪を感じることができるトレーです。

 

薄くて柔軟性があって、世界に絶対的に一つしかない木の造形。

ペン・鉛筆のトレー、お菓子やカナッペのトレー、それにおしぼり置きとしてお使いになるのに最適・最強です。

 


どこにもない、木の年輪を触って感じられるトレー、間もなく誕生します!!

ご期待ください!


※以前のブログはこちらです※

http://turnover2009.jugem.jp/